【御礼】 THE LEAFIES 2024 BEST in SHOW - 世界最優秀賞受賞について -
2024年11月6日に開催されたイギリス・ロンドンでの国際ティーコンクール【THE LEAFIES 2024】においてにおいて、当園の「おぼろ抹茶さえみどり」が≪BEST in SHOW (世界最優秀賞・あらゆるお茶の中での一番)≫に選ばれました。
前回の「八女伝統本玉露さえみどり」に続き2年連続の≪BEST in SHOW≫受賞となります。心より感謝申し上げます。
このコンクールには、インドや中国、台湾、スリランカなど主要な茶産地の他ヨーロッパやアフリカなど世界各国から多様な約400種の茶が集います。
紅茶や白茶、釜炒りや抹茶など各部門毎に優秀賞・金賞が選出されます。基準に達するものが無ければ「受賞なし」となります。
≪BEST in SHOW(世界最優秀賞)≫とは、金賞の中から更に最も優れたお茶に与えられる賞です。
世界的なコンクールで二年連続の受賞は全く想像していませんでした。
【THE LEAFIES】の詳細はこちらをご覧下さいhttps://www.ukteaacademy.co.uk/the-leafies/
抹茶づくりについて
当園の抹茶づくりの歴史は浅く10年にもなりません。 抹茶の直販を始めてからは約4年。 当初は自分達が作った抹茶が良いものかどうなのかも分からず、 いろんな方に抹茶の評価の仕方や味わい方を学ばせて頂きました。実は「この抹茶はこれで良いのだ」と思えたのは、友人のロンドンっ子の真似をして濃茶で試したことです。 茶園で育っている生の葉そのものの素直な味がして素直に「うまい!」と思えました。 それは抹茶として正解かどうかではなく「ウチの抹茶はこの味だ」と肚落ちできた瞬間でした。 良い茶は、良いチャノキから。良いチャノキは、良い土壌から。 これからも良い茶を作って参ります。ご支援どうぞ宜しくお願い致します。
The Leafies2024 BEST in SHOW 受賞スピーチ
この場に戻ってこれたことをとても光栄に思います。 おそらく、この結果に最も驚いているのは、紛れもなく私です。 皆さまに感謝申し上げます。 私は「ありがとう」を伝えなければならない人が沢山います。 まず、当園の代表お茶づくり役の久間さんと家族。 彼らはここに来たかった。でも来れなかった。なぜなら彼はほぼ毎日茶園を巡回しているからです。 晴れの日も、雨の日も、雪の日も。 彼らが出席できない代わりに、ビデオメッセージを預かっています。 それから、茶づくりをサポートしたりアドバイスしれくれる地域の皆さん。 彼らの平均年齢は75歳です。 願わくば、これからも元気にサポートをお願いします。 あと、ひいじいちゃん。 彼が約110年前に茶づくりを始めました。 彼らいなかったら今はありません。 茶工場の吉田園さん。 彼は「今年の抹茶は当たり年」だと言いました。 本当にその通りでした。 忘れてはいけないのはチャノキ。 春になると約1か月間日光を遮って育てられます。 チャノキにとってはとても大きなストレスだと思います。 そのストレスに耐えて、良い新芽を伸ばしてくれました。 ありがとう。 あとは、家族や友人。特に私の夫。 私の夫はこの抹茶を楽しむ際に必ず牛乳かアイスクリームを添えます。 毎回びっくりするような気づきをくれます。 この場に立って、世の中には沢山のお茶があることを知りました。 いろいろな国の、いろいろな立場の人が、いろいろな想いを胸に多種多様なお茶を作っていることに感動しています。 本当に素晴らしい時間を過ごせています。 ありがとうございました。 Have a nice Tea!2024.11.06 八女茶くま園 中谷 一美